すごいすと取材記

一般財団法人神楽(しぐら)自治振興会 理事長足立徳行 さん(67) 兵庫県

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神楽ファンは地元から

神楽自治振興会では、移住者を増やすために、古民家体験だけではなく、歩きながら神楽の景色を楽しむノルディックウォーキングなどの様々なイベントの開催や、空き家の状況を調査し、売却や賃貸の可能な住宅を希望者に斡旋している。

丹波市でも「都市と農村の交流促進によって定住人口を確保していこう」というテーマを掲げ、神楽地区に Iターン、Uターンしてくる人たちのための市営住宅や分譲賃貸住宅を建設しており、ハード面は整いつつある。

写真:神戸市から移住し、念願だった野菜作りを楽しむ星見美乃里さんは、神楽自治振興会のスタッフを務める

神戸市から移住し、念願だった野菜作りを楽しむ星見美乃里さんは、神楽自治振興会のスタッフを務める

地元でのワークショップや移住者を対象としたアンケートから、これからの地域づくりは「多様な生態系の保全、環境と景観を保全することが大切」という取組みの方向も明らかになった。そこで、「加古川源流の里エコルネッサンス事業」と名づけ、昭和25年頃の自然環境に戻そうという目標を立て、取組みを進めている。

放置林を有志が整備し、昆虫採取やどんぐり拾いができる“神楽っこくぬぎの森”を作ったり、小学校にビオトープを作ってバイカモを再生する授業を継続し、神楽にある7つの自治会の1つ、桧倉自治会が中心となって努力を重ね、清水川にバイカモを見事に再生させた。恵まれた環境を守り維持することで、神楽への愛着が育まれ、将来にわたって地域が存続できるのではないかと考えている。

「神楽を訪れた人たちが神楽を好きになってくれる。しかし、迎える側が『こんな不便なところ・・』と言っているようでは、来る人を拒んでいるようなものだ」と、足立さん。

「まずは、神楽に暮らす人が神楽を好きになってくれないと、Iターンは進まない。」

地元の神楽ファン発掘が第一だと考えている。

ビオトープ学習会

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