すごいすと取材記

NPO法人あわじFANクラブ赤松清子 さん(58) 兵庫県

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青く高い空の下、稲刈りが終わった田んぼに、今ではすっかり珍しくなった「わらぐろ(*)」が残る。田舎の原風景の中、静かにたたずむ古民家が都市・農村交流施設「宙-おおぞら-」だ。

「あわじ暮らし総合相談窓口」や農カフェ「八十八屋(はちじゅうはちや)」、定住支援施設など、NPO法人あわじFANクラブの様々な活動拠点として平成23年秋に開設。築40年を経た地元農家の古民家が、多くの人が集う空間に生き生きとよみがえった。ここで赤松さんは、島の魅力を発信するためのイベントを開き、移住希望者たちの相談を日々受けている。
赤松さんが、あわじFANクラブを立ち上げたきっかけは、生活協同組合の常勤理事時代にさかのぼる。当時、子育てサークルで絵本の読み聞かせを行っていた赤松さん。生協の設立準備に関わることになり、自分の故郷・淡路島を外から眺める機会を得た。
「そうしたら、淡路島のポテンシャルの高さが初めてわかったんです。景観もそう、農作物もそう。なんて豊かで魅力にあふれた島なんだろうと気づいた時、淡路島をPRするNPOを作ろうと思いました。」
こうして平成18年、食(Food)、農業(Agriculture)、自然(Nature)を頭文字に、島の魅力発信と都市農村交流を目的とした「NPO法人あわじFANクラブ」が産声を上げた。
(*わらぐろ=刈り取った稲わらを円すい形に積み上げたもの)

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