すごいすと取材記

認定NPO法人フードバンク関西浅葉めぐみ さん(71) 兵庫県神戸市

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人が、企業が、地域が繋がっていく

 

「食品の運搬を手伝ってくれたり、余剰商品ではなく正規に販売する商品を提供してくれる企業が現れ始めたことがうれしい。」と声を弾ませる浅葉さん。また月に一回、こども食堂に自社の栄養士や調理師を派遣し、献立の考案から食材の調達、調理までを手伝ったり、アドバイスをくれる企業もあるという。
「自分たちが考えたメニューを、子どもたちがどんな顔をして食べるのか楽しみにしている社員さんたちもいます。地域が元気になることが、自社の元気にも繋がると考えている企業が多いんです。フードバンクの活動に参加する人や企業が増えれば、みんなで地域をつくることにも繋がります。」
さらに周囲では、様々な変化が見え始めているという。
「自分たちが自立できた後は、他の人をサポートしたいというシングルマザーや、『大きくなったらお返しができる人になろうね』と子どもたちに伝えるお母さんもいます。食の支援を通して、いい連鎖が生まれていると感じます。人間はみんな、誰かの役に立ちたい気持ちを持っています。自分が協力した結果が目に見え、喜びを感じられるフードバンクは、そんな気持ちを形にできる活動です。世の中に果たしている役割は大きいと思っています。」
誰かを想う気持ちも、喜びも、感謝の想いも、一瞬で繋ぎ合わせる力を秘めた「食」。中でも、最も大きな役割は「命を繋ぐこと」と浅葉さんは語る。

 

「KOBE ストップ the 食品ロス」では、フードバンク関西が取り扱っている食材で作った料理を振る舞う「0円キッチン」などが行われた。

「KOBE ストップ the 食品ロス」では、フードバンク関西が取り扱っている食材で作った料理を振る舞う「0円キッチン」などが行われた。

 

「0円キッチン」の準備風景。0円キッチンで振る舞った料理は、まだ食べられるのに使われなくなった食品を一工夫して作られた。

「0円キッチン」の準備風景。0円キッチンで振る舞った料理は、まだ食べられるのに使われなくなった食品を一工夫して作られた。

 

2019年10月に神戸市東灘区の岡本商店街で開催された、食品ロス削減イベント「KOBE ストップ the 食品ロス」スタッフ集合写真。

2019年10月に神戸市東灘区の岡本商店街で開催された、食品ロス削減イベント「KOBE ストップ the 食品ロス」スタッフ集合写真。

 

 

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