すごいすと取材記

佐治倶楽部事務局出町慎 さん(34) 兵庫県

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僕にとって建築とは、集落の暮らしをデザインすること

関西大学建築環境デザイン研究室に所属していた平成18年、空き家を改修・活用したまちづくりの提案が「シナリオ丹波」の丹波市長賞に選ばれた。初めて佐治に来た時、直感的に自分はここに関わることになると思ったという出町さん。建物や観光拠点をただつくっても、地域は元気にならない。自分たちが持続的に関わることが重要だと感じたという。

「シナリオ丹波」提案作成していた学生当時の出町さん(一番右)

「シナリオ丹波」提案作成していた学生当時の出町さん(一番右)

平成18年、出町さんはコンペの現地説明会のため、初めて佐治に訪れた。

平成18年、出町さんはコンペの現地説明会のため、初めて佐治に訪れた。

「そこで出てきたのが『関わり続ける定住』という発想でした。」
定住はできなくても丹波を意識して生活することはできる。例えば、今住んでいるところで丹波産の野菜を見つけたら買う、テレビで丹波のことを放映していれば視聴する、大学卒業後もふるさとのように家族と一緒に遊びに来る。「関わり続ける定住」とは、そんな関わりを増やしていければ地域を元気にできるという考えだ。
「住民票を置いて定住しなくちゃ意味がないというのでは、隣町と人口の取り合いになってしまう。『住む』『暮らす』という意味や形がもっと柔軟に広がって、住めなくてもつながってくれるだけでうれしいと伝えられれば、自分がいいと思う地域にもっと気楽に関わり続けられます。」

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