すごいすと取材記

佐治倶楽部事務局出町慎 さん(34) 兵庫県

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自分たちのまちを自分たちで楽しくする、それがまちづくり

「まちづくりは、今住んでいる人がこれからも住み続けたいと思えるか、暮らしが豊かでしあわせだと思えるかが一番重要です。そういう環境を整えていくこと、地元の人とともに想いを育んでいくこと、価値をつくっていくことが、本当のまちづくりだと思うんです。」
その一環として平成23年、地元住民たちが主体となって活動する空き家活用サークル「佐治倶楽部」を設立。現在60人の会員が参加している。
「最初は、ここで店なんて無理、人がいない、何をやってもダメという声ばかりでした。」
そこで出町さんは神戸の知人に協力を求め、佐治のまちの中心部にある空き家で、かつて薬屋だった「センバヤ」を使って、一日限りの花屋を出店。すると、みんなが声を掛け合い人が集まった。求めている人がいる。青垣でも届く。決して無理なことじゃない。これをきっかけに「空き家でカフェを出店したい」など、利用する人が増えてきた。

「センバヤ」でのゲリラガーデンマーケット。突然の花屋出現は地元で話題になった。

「センバヤ」でのゲリラガーデンマーケット。突然の花屋出現は地元で話題になった。

「ないものはつくろう。自分たちでつくれば楽しくなるんです。花屋、朝コーヒーを飲める場所、月末のバー、月に一度のパン屋。佐治倶楽部の活動は、地元の人のためのものです。衣川會舘を改修してからは月に一日くらいは佐治で過ごそう、ここにもおもしろいところはあると発信する場としてキヌイチという活動を始めています。」
「こうすれば地域が元気になる」という答えはない。だからこそ、考えることをやめてはいけない、求めることをあきらめてはいけない。自分たちの手でやれることがあると気づくきっかけを、出町さんは投げ続けている。

月に1度、衣川會舘で行われる「キヌイチ」には、地元の人をはじめ、学生も集まるイベントになっている。

月に1度、衣川會舘で行われる「キヌイチ」には、地元の人をはじめ、学生も集まるイベントになっている。

「キヌイチ」では地元で作ったパンをはじめ、卵なども販売されている。

「キヌイチ」では地元で作ったパンをはじめ、卵なども販売されている。

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