すごいすと取材記

尼崎ENGAWA化計画藤本遼 さん(27) 兵庫県

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見出し、つなぐ。それが場をつくること。

尼崎に生まれ、尼崎で育った藤本さん。離婚した両親に代わって育ててくれたのは祖父母だった。
「大工だった祖父は、80歳の今でも屋根に上がるくらい元気。祖母は詩吟の師範。こんな元気なシニアって、きっとたくさんいる。どうやったら若者たちとつながる場がつくれるんだろうって、学生時代から問題意識として持ち続けていました。」
生い立ちのおかげでシニア世代に関わる機会が人より多い。それを活かせないかとNPO法人に就職。そこで働きながら、少しずつ自分なりの場づくりの活動を始めた2014年秋、「尼崎ENGAWA化計画」に一緒に携わる江上さん、足立さんに出会った。

閉店した喫茶店をのべ228名もの方に関わっていただきながら完成させた「amare(あまり)」

仲間が自然と増えていく中、2015年10月に独立。閉店した商店街の喫茶店をみんなでリノベーションしたコミュニティスペースを拠点に、集まり、学び、遊ぶことでつながりを生み出しながら、様々なイベントを企画している。そのひとつが、地元のお寺でカレーを食べながら様々な「文化」を体験できるイベント「カリー寺」。檀家や自治会の方々も巻き込み、地域のコミュニティとしてのお寺の役割を現代版につくり直す取組みとして注目を集めた。その結果、お寺でのキャンプといった提案が持ち込まれたり、「カリー寺みたいなおもしろい取組みをして!」という要望が他のお寺にも届いたりするなど、つながりの場づくりが盛り上がりを見せている。

地元のお寺とのコラボレーションで生まれた企画「カリー寺」

「カリー寺」には地元の多くの方が参加して賑わいを見せた。

「関わることで人に出会い、世界が拡がり、自分を高められる。気づき、学び、楽しみ、そして救いがある場をつくり続けたい。」 
みんなで遊び、楽しむために編む場。その先には、人がつながることの大切な意味があった。

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