すごいすと取材記

尼崎ENGAWA化計画藤本遼 さん(27) 兵庫県

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つながりさえあれば、きっと生きていける

「祖父母がいなかったら、どうやって生きてこれただろうって考えます。」
「親がいない、身寄りがない。そういう人たちにとって、生きていくための責任がすべて、家庭や家族に求められる現代は、成熟したやさしい社会なのかなと疑問に思うんです。そういう意味で、コミュニティづくりってリスクの共有だと僕は思っています。つながりさえあれば救われる可能性や、生きていける可能性が高まると思っているんです。」

高齢者向けデイサービス施設「RekuRe(りくり)」でワークショップを開催。

今は、社会の主流や常識からこぼれ落ちる人が、見逃されている時代だと話す藤本さん。
「果たしてそれで大丈夫なのか。明日、自分の境遇がどう変わるかわからないリスクを人は常に持っている。そういった危うさを抱えた弱者として生きているから、気持ちを向け合うことが大事なんじゃないでしょうか。」
「自分がドロップアウトしなかったのは運が良かっただけ」という藤本さんが、マイノリティとしての自分の身を守るためにどうするか。苦しんでいる人たちの身を守るために、どうすればいいのか。「おもろいやん」と納得している自分の生き方を、どう活かすのか。考えた先に出てきたものは、「余白」をつくるということだった。

イベントでは毎回、ゲストや参加者に「化学反応」が起こる。想像できないおもしろさがあると藤本さんは話す。

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