すごいすと取材記

株式会社 香寺ハーブ・ガーデン福岡讓一 さん(58) 兵庫県

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そんな福岡さんの純粋な想いは、自然界への謙虚さと研究開発への情熱につながってゆく。
雨が降らず、畑が全滅に近くなった時のことだった。ふと見上げた山は青々としている。草が生えているところには、なぜかハーブが枯れずに残っていた。
「これが自然界のバランスなのだと気がつきました」。
例えば、カモミールというハーブ。畝をたて肥料を与えるより、雑草の中で育てた方が30倍ものエキスが抽出できることがわかった。

カモミール畑での収穫風景

「自然界にムダなものは何ひとつないんです。ハーブを育てるのに必要だから、草が生えている。人間は植物のことを何もわかっていません」。
自然が先生。植物から謙虚な気持ちで学ばせてもらおう。この気づきによって、自然との共生というハーブ栽培の理念が生まれ、研究開発においては世界初となる発見へと導かれていった。

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