すごいすと取材記

上郡町赤松地区が誇る歴史・文化資源を活用し、
手づくり鎧(よろい)かぶとで武者行列!
日頃の地域づくり活動を防災につなげる
古正好晴さんの“信頼”

赤松地区村づくり推進委員会 古正好晴 さん(74) 兵庫県上郡町

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赤松地区の史実に残る歴史資源を、ふるさとづくりに活かそう

 

「史実に残る偉人の生家を、地域づくりの拠点にしよう。」

日本の近代化に貢献した地元出身の政治家・大鳥圭介(*)の生家の取り壊しが検討されたことをきっかけに、歴史を身近に感じる地域にしたいと、平成20年に赤松地区村づくり推進委員会を設立。生家は建て替えにより「いきいき交流ふるさと館(以下、ふるさと館)」に生まれ変わり、ここを活動拠点に地域住民が中心となって新たな地域づくりに取り組んでいます。月2回の「ふれあい喫茶」や大鳥圭介の生涯を学べる「圭介塾」をはじめ、アマゴのつかみ取りといった地域資源を活かしたイベント、約800人の来場者が集まる「圭介まつり」などを開催しています。
また、赤松地区のもうひとつの地域資源に白旗城跡(*)があります。難攻不落の城という史実を活かし、平成28年から「落ちない城・白旗城」のPRプロジェクトとして「赤松合格祈願絵馬」を制作販売。絵馬掛所のある白旗山山頂への登山口に絵馬の自動販売機を設置すると、遠方からも人が訪れるようになりました。
「『合格しました』と書かれた絵馬が、山上に掛けられているのを目にした時はうれしかったです。」と古正さんの声も弾みます。

そんな白旗城跡の代表的な催しが、毎年11月23日に開催される白旗城まつりです。手づくりの鎧かぶとを身に着けた3歳から70歳代まで、総勢170人もの人々が練り歩く武者行列を一目見ようと、約4,000人が足を運びます。3~4年前までは、来場者1,500人ほどだったという白旗城まつりの転機になったのは、赤松地区の地域づくり事業として始めた鎧かぶとづくりでした。

 

*大鳥圭介:天保3年(1832年)~明治44年(1911年)。現在の上郡町岩木出身。明治新政府に出仕し日本の殖産興業に尽力するなど、日本の近代化に大きな足跡を残した。

 

*白旗城跡(しらはたじょうあと):建武3年(1336年)に赤松円心が白旗山上に築いた山城跡。足利尊氏を追撃する新田義貞軍の攻撃から50日以上城を守ったことから「難攻不落・落ちない城」として知られる。平成8年、国史跡に指定された。

 

合格者からのメッセージが書かれた「赤松合格祈願絵馬」

合格者からのメッセージが書かれた「赤松合格祈願絵馬」

 

「圭介まつり」でアマゴのつかみ取りを楽しむ来場者

「圭介まつり」でアマゴのつかみ取りを楽しむ来場者

白旗城まつりの武者行列

白旗城まつりの武者行列

 

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