すごいすと取材記

特定非営利活動法人 やんちゃんこ濱田英世 さん(56) 兵庫県尼崎市

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お母さんの愛情ほど大切なものはない

それは濱田さんが、小学校で教師を務めていた時の出来事だった。
お母さんに抱っこもしてもらえず休み時間のたびに膝に座りにくる男の子や、赤ちゃんが生まれたために「私はいらない子なのだ。」と思い込んでしまった女の子、「1年生になったから自立をしなさい。」と急に入浴も就寝も一人でするように言われてしまった男の子に出会ったのだ。それぞれに愛情不足の症状が出た。落ち着きがなくなったり、表情が暗くなり、口数が少なくなってきたり。人の物やお金を取ったりする行動も出たそうだ。
「どの出会いも衝撃でした。お母さんの愛情不足が生む現実を目の当たりにしたのです。でも、その子を満足させるために教師にできることには限度がある、お母さんには勝てないと感じました。」
もし子どもができたら、自分の手で子どもを育てよう。教師の代わりはいても、母親の代わりはいないから。そう決心した濱田さんは6年間の教員生活を経て、出産を機に退職。子育てに向き合う道を選んだ。

 

代表の濱田英世さん
<代表の濱田英世さん>

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