すごいすと取材記

特定非営利活動法人 やんちゃんこ濱田英世 さん(56) 兵庫県尼崎市

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支え・支えられる優しさの循環が生まれる場所

「地域に関わらなくちゃ、手伝いに来てもらわなくちゃといったことではなく、お母さんや子どもたちがここを出て地域に入り、また戻ってくる。そういう循環が自然と生まれたのです。」
「やんちゃんこ」では、卒業した子どもたちが手伝いにやって来る。
「小さい子どもたちと遊んでから塾へ行く子。保育士や教師を目指し勉強のために来る子。クリスマスにはサンタクロースを務めてくれる男の子もいますし、夏祭りや運動会には小学生も来てくれます。」と濱田さん。
自分たちが支援を受けた場所へ、自分の居場所として帰ってくる。小さい子どもたちと、ただ遊びたいから遊ぶ。それがそのまま、若者世代の子育て支援になっているのだ。
一方、「やんちゃんこ」で支援された母親たちも、支援する側になっていく。例えば、幼稚園から高校まで役員の中心が「やんちゃんこ」に関わっていたお母さんたちだったり、中学生と赤ちゃんのふれあい授業に「わいわいステーション」の母親たちが参加し、命の大切さや親への感謝を伝えていたり。
「地域の子どもたちを、小さい頃から知ることができるのは強みです。地域の目としての役割を、自然と果たすことになるからです。たとえやんちゃをしていても、見てくれているおっちゃんがいる、自分を知ってくれているおばちゃんがいる。そんな安心感を与えてやることこそが、本当の見守りだと思うのです。『やんちゃんこ』の27年が、いろいろな人の役に立っていることを肌で感じます。」
27年もの間、濱田さんを活動に向かわせたエネルギー。それは、子育て支援は親の支援という想いだった。

 

おじいちゃんもおばあちゃんも参加したハロウィン
<おじいちゃんもおばあちゃんも参加したハロウィン>

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