すごいすと取材記

株式会社エーデルワイス 代表取締役会長比屋根毅 さん(77) 兵庫県

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尼崎で子どもたちの夢を育てる

エーデルワイスの本部センターは、創業の地である尼崎に置かれている。ここには製造工場に加えて商品の研究・開発や人材育成のための研究所が入っており、事業の拠点として大きな役割を果たしている。

平成21年には、本部センター4階に、長年にわたって収集してきた製菓道具や資料など、5000点のコレクションから選りすぐりの品を展示するエーデルワイスミュージアムを創設した。

「大切に受け継がれてきた道具には、職人たちの魂がこもっている。道具にこめられた思いを、製菓に携わる人たちに伝え、食文化の発展に貢献したい」と話す比屋根さん。毎朝、出社するとこのミュージアムで手を合わせる。

写真:エーデルワイス本部センター外観

エーデルワイス本部センター(尼崎市尾浜町)

写真:エーデルワイスミュージアム内部

エーデルワイスミュージアムの展示

近年、尼崎から近隣のまちへ転出していく若い家族が多い。それを嘆く比屋根さんは、子どもたちに地域の魅力を感じて欲しいという市の取組に全面的に協力している。

平成24年から始まった、「スイーツ授業and給食」もその一環だ。エーデルワイスで働くパティシエを指導する立場にある「グランドシェフ・パティシエ」を市内の小学校に派遣し、特別授業を開いている。

多くの子どもたちにとって、パティシエは憧れの職業だ。素晴らしい技術を持ったパティシエたちがこのまちで仕事をしていることを知ってもらい、彼らと触れ合う機会を通して、尼崎を好きになって欲しいと願う。

「子どもたちの夢を育て、地元の産業を理解してもらうことで、子どもたちの地域への愛着を育てていきたい。これも私の大事な仕事だと思っている」と語る。

写真:スイーツ授業&給食

スイーツ授業&給食 グランドシェフ・パティシエのデコレーション実演に子どもたちの目は釘付けになる。
この後の給食では、焼き菓子が振舞われた。

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