すごいすと取材記

シンガーソングライター、防災士石田裕之 さん(39) 兵庫県神戸市

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今、やっていることを 、一生懸命。

 

阪神・淡路大震災に遭遇したことで、今があることも、明日が来ることも当たり前ではないと知った石田さん。二度と戻らないこの瞬間をいかに大切に生きるかと、考えるようになったという。
「明日、被災して辛い日を過ごすことになったり、大切な人を失ったりするかもしれません。今この瞬間の活動に心を込め、精一杯の熱量で取り組むことが、防災・減災への関心を広めることになると思っています。一本の講演、一本のライブの積み重ねが、明るい将来に繋がればいいなと思っているんです。」
「石田さんを知ってボランティア部に入りました」「東北の被災地でボランティア活動をしてきました」「人と防災未来センター(*)へ見学に行ってきました」。
講演会やライブをきっかけに行動を起こす人が現れていることが、たまらなくうれしいという石田さん。熊本地震では、年配者が多い避難所での炊き出しに魚が欲しいと発信すると、東北の被災者が避難所に海産物を送ってくれた。
「ただ音楽が好きというだけで、一人でできることはすごく小さなことばかり。でも、関わった人たちの中で種をまき続けることが、多くの人のこうした行動に繋がるのだとすれば、関わった人の数だけ助け合いの力も大きくなっていくと思っています。」
心で繋がったみんなの力と、心を繋いだ音楽の力を信じながら、生きるための歌を石田さんは歌い続ける。

*「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」:防災・減災の拠点として、大震災の経験と教訓を伝え、災害への備えを学ぶ防災学習施設

石田裕之さん(公開日:R2.01.25)

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