すごいすと取材記

くもべまちづくり協議会梶谷郁雄 さん(69) 兵庫県

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自分たちで、もう一度学校を動かそう

県や市の協力のもとコンサルタントの支援を受けながら、半年間でのべ7回、地域住民も参加してのワークショップを開催した。まずは、雲部への思いや問題点、魅力などを話し合い、自分たちの暮らす地域を知ることからスタート。将来に向けた地域のあり方や、そのためには何を、どんな方法で進めてゆくかを話し合った。先進地域への視察も重ね、できあがったのが「1500年の未来にむけたほんものの里村づくり」―雲部ぐるっと・もっと・ずっとプラン―だ。

校舎2階の図書室には、ワークショップで使用したシートが掲示してある。地域住民たちが各々の意見を付箋に書き、模造紙に貼って共有していく。

「雲部地区には、1500年の歴史を誇る地域の起源・雲部車塚古墳があります。1500年続いた雲部の、次の1500年の未来を築きたい。そんな思いでつくったふるさと自立計画です。」
この時、住民にとったアンケートへの回答が、雲部の未来をさし示していた。
「民間の力を借りて、学校をもう一度動かしたい!」


こうして平成25年8月、住民263人(市外へ転出している同窓生を含む)の出資による合同会社 里山工房くもべ設立。3か月後の11月には、旧雲部小学校舎を使ったコミュニティカフェと農産物直売所「合同会社 里山工房くもべ」がオープン。プロジェクトの始動から3年の月日が流れていた。

農産物直売所には毎朝近所の農家さんから獲れたての野菜が届く

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