すごいすと取材記

くもべまちづくり協議会梶谷郁雄 さん(69) 兵庫県

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カフェ&アトリエの誕生

「ここは校長室、こっちは職員室。机と椅子がかわいい!」
オープンから3年、コミュニティカフェの利用者は年間1万人を越える。そのおよそ4割は阪神間からの来客で、「校舎」を懐かしがって建物を見て回る人々も少なくない。
人気のコミュニティカフェは旧職員室を利用(金土日月営業)。机や椅子は児童たちが使っていたもの。床も黒板も閉校当時のままだ。おすすめは、地元農家がつくった野菜たっぷりの「くもべ定食」やオーガニックコーヒーだ。玄関を挟んだ向かいの部屋は校長室。地元・雲部の農家で採れた米や野菜、加工品など、生産者の顔が見える新鮮で安心な商品が並ぶ直売所になっている。
オープンから一年を過ぎた頃、旧教室6つが工房&展示販売室になった。若手の職人や作家たちから、制作場所として教室を借りたいという依頼が入り始めたのだ。現在、革製品や丹波木綿、木工などの作家や画家など6組が入居。年に一度「クラフト展」を開催し、にぎわいを見せている。

入居者の一人「革工房mimi」の鈴木恵美さん。革道具のハンドメイド作家で、高砂から移住して2年になる。「篠山は、人とのつながりを大切にする地域だと感じます。みなさん穏やかで、ゆっくりと商品を見てくださる方が多い。仕事もしやすく、お気に入りです。」

入居者「handmade shoes Nelio」の田代慎吾さんはすべて手縫いで仕上げるオーダーメイドの革靴工房を営む。神戸から2年前に移住してきた。「カフェが頑張っていらっしゃるので、こちらへも人が来てくれる。おかげさまで工房単独の予定が、ショップへも広がりました。」

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