すごいすと取材記

浜坂漁業協同組合川越一男 さん(61) 兵庫県

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浜坂漁港で、ホタルイカ漁が本格化したのは30年前。それまでホタルイカは、松葉ガニ漁の網についてくる「ゴミ」でしかなかった。それが今や、漁獲量は年間2,000トンを超え、松葉ガニに次ぐ浜坂漁港の名物となった。

ホタルイカは通常、ゆであげた状態で出荷される。しかし、浜坂漁港では、網からあがったばかりのホタルイカを、船上で生のままパック詰め。獲れたての生鮮状態を保ちながら店頭に並べるオリジナル商品「浜ほたる」の開発に成功。漁の現場とともに8年がかりでこぎつけた。

「漁師たちの理解と協力なしには、生まれなかった製品です。船上でパック詰めをすると、船は操業途中でも製品を降ろしに港へ帰ってこないといけない。漁師の立場からすれば、本当は常に海にいて操業したいんです。そんなリスクを越えて漁師みんなが理解し、快く受けてくれたおかげです」。
漁師と組合が力を合わせて成し遂げた、浜坂漁港・新ブランドの誕生だった。

浜ほたる

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