すごいすと取材記

NPO法人さんぴぃす 理事長河口紅 さん(52) 兵庫県

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芦屋を楽しいまちに

芦屋のお店は、高級なイメージが強く、市外から訪れる人も少なくない。特に若い世代の住民は、敷居が高いと感じたり、子ども連れはシャットアウトされるだろうと思い「住んでいるだけ」という人が少なくない。そこで、河口さんは、芦屋のまちを住みやすく、楽しめるまちにしたいと、様々な取組を展開している。

芦屋市から委託を受け、市と連携しながら、子育てしやすいまちづくりにするために“マップ”作りと“駅の設置”に取り組んだ。子ども連れのママたちの声を集めて作った「親子でお散歩マップ」は、市内の公園などを紹介するとともに、子育て支援情報も掲載し、ママたちの仲間づくりにも活用されている。さらに、外出先で授乳やおむつ替えスペースを提供する施設や店舗を「赤ちゃんの駅」として登録する仕組みをつくり、赤ちゃん連れで出かけやすいまちづくりにも貢献。登録にあたっては、子育て中のママたちがベビーカーを押しながら、自分たちの行きたいお店などをまわってお願いをした。現在、約150の「赤ちゃんの駅」が稼働している。

阪急芦屋川駅近くにある赤ちゃんの駅(保育施設「このはのおうち」)

阪急芦屋川駅近くにある赤ちゃんの駅(保育施設「このはのおうち」)

さんぴぃすの事務所がある芦屋市本通り商店会の事務局の仕事も担い、まちの活性化を進める河口さん。今年5月、さんぴぃすが実行委員会事務局となって実施した「芦屋バル」が開催された。「住み心地が良いだけでなく、楽しいまちと思ってほしい」と始めたバルは第6回を数え、新しく参加するお店も加わった。まち歩きを楽しむ人たちは年々増え、“芦屋の宴足”がまちに定着している。ここでは音楽イベント「アシオト」も開催。イベントに参加する若い人たちがまち歩きをするきっかけにもなっており、楽しむ人の年齢層の幅を広げた。このような取組みを通して「芦屋のまちが活気づき、まちの人たちが元気で笑顔になってほしい」と河口さんは願っている。

芦屋バルのマップ

芦屋バルのマップ

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