すごいすと取材記

復興支援ネットワーク淡路島 世話人代表木村幸一 さん(65) 兵庫県

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被災地の人と共に

 支援バザーで得た現金を使い、救援物資であることを伝えて量販店で買い物をしたり、直接メーカーに掛け合って品物を注文すると、より多くの買い物ができるかもしれない。しかし、被災地で必要とされているもの、例えば白物家電と呼ばれている洗濯機や冷蔵庫を運んでいくと、被災地で頑張っていこうとしている電気屋さんは、この先何年も商売が成り立たなくなってしまう。被災地に暮らす人たちの暮らし向きを考え、震災直後に必需品を届けた後は、経済の復興を後押しするのが望ましいと、現地で調達することに拘った。木村さんは、「復興支援とは自立できる為の経済を応援することが一番大切」と訴える。

震災の年の12月、復興支援ネットワークが七ヶ浜町で「餅つき大会」を開催。仮設住宅に住む人たちの交流の機会をつくり、阪神・淡路大震災で問題になった孤独死を防ぎたいとの思いからだった。事前準備から地元の人たちに参加してもらい、食材や箸、皿などの消耗品は全て現地の店で買うようにした。当日は、七ヶ浜町のはらから福祉会が300kgのもち米を2升ずつに分け、水に浸して持ってきてくれ、七ヶ浜町婦人会の人たちと一緒に、600軒分のお正月用の餅をつきあげ、配布した。子どもたちも餅つき体験を楽しんだ。その後も、毎年の恒例行事として続けているが、仮設住宅が解消すると一つの区切りを迎えることになる。「毎年続けることができたのは、地元の人たちの協力があってこそ」との思いから、平成27年12月、共に餅をついてくれた七ヶ浜婦人会に感謝状を贈った。

七ヶ浜・仮設住でのもちつき 平成26年12月

七ヶ浜・仮設住でのもちつき 平成26年12月

昨年12月25日、七ヶ浜で餅つきをするために七ヶ浜へ出発する復興支援ネットワーク淡路島のメンバー

昨年12月25日、七ヶ浜で餅つきをするために七ヶ浜へ出発する復興支援ネットワーク淡路島のメンバー。
淡路発・神戸経由で東北に向かった。車中2泊現地1泊の旅が始まる。(19時30分 神戸駅前)

神戸から餅つきに参加した友人の酒井欣也さん。

昨年に引き続き、神戸から餅つきに参加した友人の酒井欣也さん。

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