すごいすと取材記

丹波の鹿肉から生まれた
地産地消のまちづくりへの想い。
地域の誇りと生きる力を育む活動で
夢の実現を目指す、鴻谷佳彦さんの“継続”

無鹿リゾートオーナーシェフ 鴻谷佳彦 さん(43) 兵庫県丹波市

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自分の生き方を自分で選べる高校生に! キャリア形成をサポート

 

食の6次産業化プロデューサーとして活動を始めた鴻谷さんに、地元の高校から「6次産業化」や「地産地消」に関する「起業経営」の授業を受け持ってほしいと声がかかりました。生徒たちが丹波の特産品を使った商品開発に取り組み、地域活性化につなげるというものです。鴻谷さんは、この授業の非常勤講師として、平成24年度から教壇に立ち始めました。
「例えば6次産業化の考え方は、工場での仕事にも当てはまります。新しく増えた作業が、消費者の役に立つためだと理解できるか、ただ作業が増えただけだと思うかでは、仕事の捉え方が全く違います。生産から販売までの流れがわかっていれば、製品の向こうに存在する消費者を想像できるので、新しい提案を生み出すきっかけにもなります。そんな考え方を身につけ、自分で考えて行動することの大切さに気付いてほしい。」
一生懸命だった鴻谷さんでしたが、初めて担当した授業は、受け入れてくれない一部の生徒を相手に大変な思いをしたと言います。

「茶化されたり話を聞いてくれなかったり、手を焼きました。しかし授業を重ねるうちに面白さに気づいてくれ、その子たちが一番積極的に参加してくれるようになったんです。今でも町で出会うと『あの時、先生から学べたので、大学の授業にも前向きに取り組めた』と言ってくれるのがうれしい。」と鴻谷さん。 さらに最近は、地元企業の若い経営者を講師に招き、キャリア教育の授業も行っています。
「高校生に生き方の幅を広げて欲しい。進路を決める際、地域にどんな企業があるのかわからないままでは、目標を持つこともできません。親や先生が薦める仕事以外にも、職業はたくさんあります。講師から、どういう仕事でどんな生き方をしてきた結果、今があるのかを聴けば、考え方や生き方を自らの手で構築し選択できる視点を得られるのではと思っているんです。」
こうした想いに共感する仲間たちと共に、平成30年、NPO法人Imagine丹波(*)を設立。現在は県内6つの高校で授業を行っています。

 

*NPO法人Imagine丹波:未来の丹波市を担う若者をはじめ、丹波市に関心を抱く人々に対し、教育に関する事業を通じてキャリア形成に寄与するための事業を行っている。

 

高校で授業を行う鴻谷さん

高校で授業を行う鴻谷さん

 

NPO法人Imagine丹波の活動の様子

NPO法人Imagine丹波の活動の様子

 

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