すごいすと取材記

料理の力で社会を変えたい!
アジア人女性たちが取り戻す夢と自信

神戸アジアン食堂バルSALA 黒田尚子 さん(31) 兵庫県神戸市

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困っている人と“目が合う”社会を目指して

 

黒田さんの目標は「Empowerment of All people」の社会を実現すること。
「それはつまり、自分が困った時に、誰かが手を差し伸べてくれる社会だと思うんです。私はSALAを通して、自分たちのチャレンジを後押ししてくれる人や、苦しい時に助けてくれる人、利害に関係なく手を貸してくれる人に出会いました。『人のやさしさ』を信じてもいい社会を、この小さな店舗で体現しているつもりです。」
そんな社会が広がってゆくためには、SALAの事業が拡大したり、誰かが同じような取組を行うことだと言います。
「だからといって難しく考えず、SALAがおもしろい、興味が持てると少しでも思ってくれたら『私も何かしたい!』と声を上げて欲しいんです。それが大きな力になっていきますから。」
あの時、お母さんたちと“目が合って”いなければ、「今でもその存在を知らないままだった」と振り返る黒田さん。

「改札の前で外国人の方が困っていたら、ほんの少し意識を向けることで、『あ、この人は困っている』と気が付きます。気が付いたら『どうしました?』って聞いてみる。“目が合う”とはそんなことだと思うんです。興味を持つきっかけを、この店から伝えたい。ひとりでもたくさんの人にSALAを知ってもらうことが、みんなの意識を変える入口になるのだと思うと、頑張らなくてはいけないと思っています。」
黒田さんの頑張りを引き出してくれるのは、お母さんたちが取り戻してゆく自信や育み始めた夢に、一番近いところで誰よりも早く気づけることだと言います。
「お母さんたちと一緒に働く毎日は、楽しいですか?」
質問に「はい!」と元気に答えた黒田さん。この日一番の、明るく迷いのない声でした。

 

新しいメニューの試作に取り組むお母さんたち

新しいメニューの試作に取り組むお母さんたち

 

「Empowerment of All people」の社会を目指し、スタッフとともに歩みを進める

「Empowerment of All people」の社会を目指し、スタッフとともに歩みを進める

 

黒田尚子さんのパワーワード脱! 身の丈

SALAの開業以来、何度も訪れた「もうできない」という瞬間や、新たなチャレンジへの取組、想像をはるかに超えたコロナ禍での苦闘……。そんな数々の壁を乗り越え前に進む力を与えてくれた、この言葉の持つ意味とは? 

 

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