すごいすと取材記

福良漁業協同組合 組合長前田若男 さん(44) 兵庫県

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仲間で支える地域振興

前田さんは、漁協組合長として、漁業経営の一翼を担う仲買人の存在の大きさを強調する。前田さんと苦楽を共にしてきた大切な地元の仲間だ。

「福良には5人の仲買人がいます。『淡路島3年とらふぐ』のどこにも負けない素晴らしさを認め、決して値崩れさせないと請け合ってくれる、頼りになる仲間です。地元にこういう仲間がいるから我々は生産に没頭できるし、ブランドの品質が維持できるんです」

 

前田さんと仲買人のみなさん

また、前田さんは、地域おこしの活動にも力を入れている。毎月第4日曜日の午前9時から正午まで、福良漁協の敷地を会場として「福良うずしお朝市」を開催。会場では季節ごとの旬の魚が格安で販売されるほか、地域の野菜、米、木工芸品なども並ぶ。

今では島外にも知られた人気の催しになっており、京阪神からのリピーターも含めて、3千人近い来場者で賑わっている。

「福良漁協、地元の観光協会、商工会、消防団という地域の4団体が一致協力して10年近く続けています。地域の各団体が総出でやってきた、文字どおりの地域おこし活動です」

地域に住む仲間で運営するこの朝市では、手作りのイベントも企画する。

「ちりめんの掴み取りゲームというのを考え出した時、一掴みであればいくらでも取っていいルールだったんですが、あまりにも採算が合わないんで、仲間の提案でぎりぎり拳が通る穴を作りました。そういったことを、わいわいやりながら進めていくのが面白いんです」

みんなで遠慮なく語り合えるのが楽しいし、地域を盛り上げていく強みにもなる。こうして結ばれた仲間同士の絆が、地域振興のエネルギー源となり、ひいては「食の国・淡路」のPRに繋がっていくと前田さんは考えている。

朝市の様子

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