すごいすと取材記

福良漁業協同組合 組合長前田若男 さん(44) 兵庫県

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石の上にも3年

平成25年、日本記念日協会によって11月29日が「いいフグの日」に認定された。この前日の11月28日、前田さんは、地元生まれの漁師仲間とともに、自らも卒業した福良小学校を訪れ「とらふぐを学ぶ教室」を開いた。記念日の新設をきっかけにして、福良の未来を担う地元の子どもたちに、ふるさとの海の豊かさを伝えたいと思い立ったという。

当日は、約50人の6年生を前に、とらふぐの生態や養殖の難しさ、福良の海で育った3年とらふぐの素晴らしさなどを力説した。参加した児童らは目の前でとらふぐの解体を見学し、ニッパーによるふぐの歯切りを体験したあと、てっさやから揚げを当日の給食として堪能した。このとらふぐを学ぶ教室は、今後も毎年「いいフグの日」前後に実施するという。

「淡路には、とらふぐ以外にも、ハモ、サワラ、鯛、しらすなど、素晴らしい海の幸が揃っています。ここで作るしらすのちりめんに、築地市場で日本一の値がつくこともあるんです」

そう語る前田さんの表情には、ふるさと福良の海と人々への愛着があふれている。

そんな前田さんの好きな言葉は「石の上にも3年」。

ことわざのとおり、辛抱と努力で3年をかけて育て上げる「淡路島3年とらふぐ」を、この大好きな福良の海で育てる日々が続いていく。

前田さんの好きな言葉、石の上にも3年

(公開日:H26.8.25)

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