すごいすと取材記

かみかわ田舎暮らし推進協会 会長前川光義 さん(70) 兵庫県

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空き家改修を交流のきっかけに

協会では、空き家の改修にあたって、ボランティアを募集している。「空き家再生講習会」を開催。前川さんたちの指導のもと、改修作業を行っている。都市部からの参加者も多く、中には移住を考えている人もいる。そのような人たちが地域のことを知り、地域の人たちと触れ合う場にもなっており、移住への思いを後押ししている。さらに、移住を決めて自分の住む家、あるいは開業する店の再生のために参加する人も多いという。

改修を終えた最新物件。地域の交流施設としても活用される。

昨年4月、古民家を改装して、地元産のこだわり卵を使ったオムライス店がオープンした。加古川で人気のあった喫茶店を営んでいたオーナー夫婦は、土曜日から火曜日のランチまでの営業を終えると、加古川の家に帰る。現在「温かく迎え入れてくれた神河町に住みたい」と、前川さんたちに住宅を探してもらっている。

空き家再生講習会に参加した人の中には、開業した店舗を訪ね、自分が塗装した跡、釘を打ったところを確認する姿も珍しくない。遠方から回を重ねて参加する人もおり、講習会は、キャンセル待ちが発生することもあるほど、毎回盛会だ。改修終了後には、かみかわ田舎暮らし推進協会の人たちによる餅つきなど、心づくしのおもてなしが、参加者のハートを掴み、豊かな自然や神河の人たちの温かさを知ってもらう絶好の機会にもなっている。

「移住してきた人たちは、新しい風を運んでくれて、地元住民は刺激を受けている」と前川さん。地の人(地元の人)と風の人(移住者)の交流で、気づかなかった地域の良さを知ることも多いと言う。神河にできた評判のお店を目当てに町外から訪ねて来る人も増え、町の活性化を嬉しく思っている。

オムライス&コーヒーのお店 BECAUSE

空き家の再生後、イタリアンレストラン「ラ・ミア・カーサ」が誕生

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