すごいすと取材記

宇仁郷まちづくり協議会会長丸岡肇 さん(73) 兵庫県

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経験を生かして新しいステージに

人生には年齢に応じた社会との関わり方があり、高齢者には老いの役割というものがあると丸岡さんは語る。「人生は5段の階段。1段目は0歳から20歳、育ちの期間。2段目は20歳から60歳、家庭を作り職業を通じて社会貢献をする期間。3段目は60歳から65歳、次のステージへの充電期間。4段目は65歳から80歳、第2の社会貢献ができる期間、5段目から先は人生の楽園です」。

丸岡さん自身は、都会に出てサラリーマン生活を送り、役員にまで上り詰める一方で「都会との二重生活」とたとえるほど、週末は頻繁に宇仁に帰っていた。定年を迎え、ふるさとに落ち着いた今も、現役として非常勤の取締役を務める。「人生で心の拠り所になるのはふるさと。自分を育んでくれた地域に、これまでの経験や能力を生かして恩返しができる期間だ」と、協議会の活動に熱を入れる。

丸岡さんによる宇仁郷まちづくり協議会の活動紹介風景

協議会の活動紹介はデータ分析をもとにしたプレゼン形式で行われた

自らの経験を活かし、ただアイデアを出すだけでなく、それらを実現することができる体制づくりを必ず一緒に進めてきた丸岡さん。協議会の運営にあたっては「実際に地域で機能する組織でなければならない」と自治会の長である区長たちと協議会の活動部会とが連携できる組織づくりを行い「中期計画ごとに整理し、目標を定める」と5カ年計画を制定するなど、明確な組織運営を進めている。こうして地域活動で自身の力を活かし、そこからまた新たな学びを得る。この繰り返しで人生の完成度を高めることができるのだと、4段目の今を話す。

ふるさとでの活動を進める上で丸岡さんは「枯れの大木であってはならない」という先輩からの戒めを心に留めているという。どれほど偉くなっても肩書きや看板だけを掲げてふるさとで何もしないようでは意味がないと語る。
「自分がひとりで大きくなったのではない。宇仁のためにという思いを持って、やってきた」と語る丸岡さん。自身や心強い仲間が、それぞれに強い思いを持ち活動を継続することで、愛するふるさとに貢献できたと語る。

座右の銘は「継続は力なり」。

次の世代へも、バトンをつなぎたいと活動を続ける。

丸岡肇さん座右の銘、継続は力なり

 

(公開日:H25.7.25)

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