すごいすと取材記

明石のはらくらぶ代表丸谷聡子 さん(51) 兵庫県

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指導者を育てる

親や先生など身近な大人が虫を嫌うと、子どもたちにも生き物を避ける姿勢が伝わってしまう。子どもたちの環境体験学習を進めるためには、まず大人たちが自然への関心や知識を深めることの大切なのだ。丸谷さん自身にとっても、幼い頃、自然への興味を引き出し、深める手引きをしてくれたボランティアリーダーたちの存在はとても大きいものだった。

指導者が変われば子どもが変わる。子どもが変われば支援者が変わる。そうして社会が変わる。そんな思いから、体験学習を指導する人材の育成にも熱心に取り組んでいる。学校の先生を対象とした養成講座を手がける一方、ジュニアリーダーや大学生への研修など、丸谷さんのスケジュールには空白がない。

学校で開催する環境学習の下見に行く先生の中には、鳥の名前すら知らなかった人もいた。しかし、丸谷さんと一緒に学習を進めていく中で次第に興味が深まり、1年も経つと鳴き声だけで名前を言い当てるほどになる人もいる。指導する側が楽しいと感じると、その楽しさが子どもたちにも伝わる。身近にある自然を意識すると、地域に対する愛着も生まれてくる。

授賞式の写真

のはらくらぶの活動に対して、昨年、自然体験の企画案を全国から公募している「トム・ソーヤースクール企画コンテスト」の最優秀賞が贈られた。

 

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