すごいすと取材記

NPO法人 関西ブラジル人コミュニティCBK松原マリナ さん(63) 兵庫県

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目で見る、経験する、それが共生への第一歩

平成11年にスタートしたボランティア活動から2年後、CBKはNPO法人化を果たした。当時を振り返り、松原さんは「管理責任者の方をはじめ、多くの関係者の皆さんが一生懸命応援してくださったおかげです」と感謝の思いを口にする。
心のよりどころ役を果たす相談窓口、県や市の会議での発信、2日間で1,000人以上を受け入れた移動領事館の開催。それら多岐にわたるCBKの活動の中でも、松原さんが設立当初から続けているのが、お祭りやイベントの開催だ。

移動領事館では、多くの人が訪れ手続きを済ませる事ができた。

同会場では日本での進学・教育の重要性について講演が行われた。

今、活動ができるのは、ブラジルでいろいろなことを経験してきたからだと言う松原さん。
「話すだけでは伝わらないことも、目で見て経験することで理解できると思ったんです。でも当初は、バーベキューをすれば煙だらけにしてしまうし、イベントへの理解が得にくかったですね。それでも続けるうちに、周りに迷惑をかけない意識を持つことをブラジル人が覚えてきました。日本のみなさんも、ブラジル人が大切にしていることや、大変な思いをしていることを理解してくれるようになりました。お互いを責めるのではなく、いいことを伝え合いたい。ふれあいの中で、ブラジルのやり方と日本のやり方の違いをお互いに理解し、採り入れ合い譲り合いながら新しいものを生みだしてゆく。これが共生の第一歩だと信じています。」

移民の歴史を学ぶ移民祭。2016年4月には第13回が開催された。

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