すごいすと取材記

山口町自治会連合会顧問三谷弘志 さん(67) 兵庫県

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地域の宝を見つめる

そうして始まったハイキングコースづくり。住民に よる見どころ調査 が始まった。

6世紀末の古墳があり、古くから集落が存在したと考えられているこの地域には、国指定重要文化財の阿弥陀如来像が安置される明徳寺や、室町時代末期の神輿殿を持つ公智神社など、由緒ある神社仏閣が、今でも暮らしの中で大切にされている。そして豊かな自然が眼前に広がる金仙寺湖、有馬川緑道、樹齢約300年の大けやき ―― こうした地域の宝ともいえる史跡や見どころがコースのポイントとなり、住民手作りのハイキングコースが完成 する。

一周約7.5km。2時間をかけて山口地域の史跡名所を巡るこのルートは、平成24年11月24日に開催された「第1回西宮山口アルキナーレ2012」にてお披露目された。

参加者には、歴史、由来もまとめたマップが用意され、各ポイントには見どころを紹介したガイド看板も設置された。

 

「アルキナーレ」は全市的 な広報 の効果もあり、初回にも関わらず、参加者数は405名に上った。市南部からやってくる多くのお客さん のために、当日 はさくらやまなみバス が増便 された。

イベント では、スタッフとして140名もの地元ボランティアが協力 。バス停やコースでの案内に加えて、ハイキング終着点では「アフターハイクあるきなーれ市」を開催した。

わざわざ山口地域まで来てくれた参加者に対して、地域住民からお礼の気持ちを伝えたいと三谷さんが提案したこの市。地元農家が作ったお米や露地物の野菜などの販売所、採算度外視のオール100円の焼きそばやおにぎりの屋台などが並んだ。

また、ふるさと山口の原風景の一つだった竹カゴづくりをよみがえらせたいと、地元同好グループによる竹細工製品 の販売も実現させた。

地元の中学生までもが来場者を出迎え、山口地域の老若男女による、まさに地域ぐるみの温かいもてなしに会場は笑顔に包まれた。

アルキナーレ

第1回西宮山口アルキナーレ2012 多数の参加者でハイキングコースが賑わう

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