すごいすと取材記

三木城下町まちづくり協議会宮脇大和 さん(50) 兵庫県三木市

ギャラリーを見る

承継したのは地元の誇り

「実は、無理矢理あとを継いだようなものなんです。」
ギャラリーのような古民家の空間にジャズが流れるモダンな店舗で、宮脇さんは承継当時を振り返った。
「三寿ゞ刃物製作所は家内の実家です。跡継ぎがいなかったので、自分から『継ぎたい』とお願いしたんです。当初、先代には反対されましたが、平成17年にサラリーマンを辞めてこの世界に入りました。」

 

三寿ゞ刃物製作所の三代目で包丁職人の宮脇さん

<三寿ゞ刃物製作所の三代目で包丁職人の宮脇さん>

 

そう話す宮脇さん自身も三木市に生まれ育ち、金物をごく身近に感じながら育ってきた。
「自分の町が、世界的シェアを持つ金物の道具を作っている有名な産地だということは、子どもの頃から知っていて、地場産業は地元の誇りだと思っていました。承継を決めた当時も、これからすごく大事になってくる仕事だと感じていたんです。」
やりかた次第で、まだまだこの仕事は伸びるのではないか。そう思いながら修行を始めた矢先、病床にあった先代が他界。宮脇さんが三代目を承継したちょうどその頃、金物の町としての三木も転機を迎えようとしていた。

 

ギャラリーの奥に工房がある。

<ギャラリーの奥に工房がある。>

1 2 3 4 5 6 7