すごいすと取材記

三木城下町まちづくり協議会宮脇大和 さん(50) 兵庫県三木市

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地域ブランドが変えた三木の金物

三寿ゞ型と呼ばれる独特の形を持ち、軽くてよく切れるとほめられる三寿ゞ刃物製作所の包丁。より多くの人に良さを知ってもらおうと、宮脇さんは展示会や催事に積極的に出展し続けた。

 

独創的なデザインで、刃物鋼の両側をステンレスで包み込んだ「よく切れて錆びない包丁」を日本で初めて製造した三寿ゞ刃物製作所

<独創的なデザインで、刃物鋼の両側をステンレスで包み込んだ「よく切れて錆びない包丁」を日本で初めて製造した三寿ゞ刃物製作所>

 

「他の包丁メーカーも、問屋に任せていた販売を自ら出向いて商品説明をするという流れに少しずつ変え始めていた時期で、私もその中に加えていただきました。当時、三木の金物は包丁は包丁、のこぎりはのこぎりというように道具単位の存在でしかなく、豊岡鞄®のように産地としての総称がなかったんですが、事務局ではちょうど地域ブランドを申請している真っ最中とのこと。ブランドロゴやカラーを決めて地域ブランドの発展につなげましょうと提案したのをきっかけに、少しでもお役に立てるならと一生懸命関わらせていただくようになりました。」
その後、「三木金物」は地域団体商標として登録され、地域ブランドとして様々な力を発揮し始めた。包丁、かんな、のこぎり、のみなど道具単位の「点」でしかなかったメーカーや組合が、「三木金物」というブランドのおかげで、地域という「面」として力を合わせやすくなり、展示会出展やイベント主催を産地の活動として展開。「三木金物」の認知度も上がっていった。
「お客さんが来てくれるのは、産地としてのブランドがバックボーンにあるから。まず産地を一つにし、わかりやすくPRすることが重要でした。」
そのために宮脇さんが感じたのは、外の世界を見てきた職人の一人として、産地の中から変化を起こす必要性だった。

 

様々なイベントなどに出店し、地域ブランド「三木金物」のPRを積極的に展開

<様々なイベントなどに出店し、地域ブランド「三木金物」のPRを積極的に展開>

 

イベントで大人気の「包丁研ぎ」。メンテナンスの大切さを多くの方に知ってもらうのに重要な作業だ。

<イベントで大人気の「包丁研ぎ」。メンテナンスの大切さを多くの方に知ってもらうのに重要な作業だ。>

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