すごいすと取材記

三木城下町まちづくり協議会宮脇大和 さん(50) 兵庫県三木市

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ただ繰り返すことが伝統ではない

「次のアイデアや考えを持っている人が、その人のやり方で新しい町や産業を興していってほしい。」
同じことを繰り返すことが、伝統だとは思わないと言い切る宮脇さん。次を担う人の考え方や意識が生かされて初めて、伝統は継承されるものになると話す。
「時代に合わせて順応することも、時代に流されずに残していくことも大事だけれど、自ら考えてきたもので時代を作ることができれば一番いい。危険なのは、今までと同じだという理由だけで継続すること。時代からも本来のコンセプトからも、気づかないところでズレていきます。」
その時その時に、ちゃんと自分が考えて行動していることが大切だと言う。
「包丁づくりについて全くの素人なのをいいことに、作業を見せてほしいとなんの遠慮もなく頼む私を、産地の皆さんは特別に自分たちの工場に招き入れ、工程を見せてくださいました。現場でお話を聴かせていただくうちに、私が携わる作業に私自身が疑問を持たず、何のためにこの工程があるのかを考えないまま手を動かしている限り、産業としての成長はないと思ったんです。」
「形式だけのコピー&ペーストでは意味がない。」
その言葉の裏側には、ぶれることのない行動への想いがあった。

 

完成した包丁に刻印を行う宮脇さん

<完成した包丁に刻印を行う宮脇さん>

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