すごいすと取材記

旧グッゲンハイム邸 森本アリ さん(44) 兵庫県神戸市

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まちづくりとは「リノベーション」

塩屋のまちづくりに必要なのは、町のスケール、つまり「規模」を変えないことだと話す森本さん。
「時と共に中身は変わっていくし、外観が変化するのもしょうがない。でも、1戸の邸宅がマンションになるとスケールが変わります。元々のサイズ感を守りたいんです。世の中、新しいものを生み出すことが最も価値がある時代はとうに終わってるんじゃないかな。中身を少しずつ改良していき、家も再活用・利活用を積極的に考えないと。塩屋の中古住宅のリノベーションは面白いものが多いですよ。」
例えば古びた駅前商店街を取り壊し、ロータリーをつくることが、まちづくりではないという森本さん。
「塩屋は、町の中そのものがリノベーションで息長く残っている感覚です。勝手気ままで人間くさい、雑多な感じが魅力。スーパーではなく、会話を楽しみながら小売店で買い物を楽しむ、そんな生活が楽しめる町。これが、本来あるべき町の大きさじゃないか。そういうところが、この町の価値だと思うんです。」
そう言って森本さんは、塩屋の町の大きさを「人間サイズ」と呼んだ。

「駅前でみんな通らざるを得ないから、塩屋ではお互い見知った顔が多い」と森本さんが語る塩屋駅前の塩屋商店街(写真:片岡杏子)

<「駅前でみんな通らざるを得ないから、塩屋ではお互い見知った顔が多い」と森本さんが語る塩屋駅前の塩屋商店街(写真:片岡杏子)>

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