すごいすと取材記

お城マニア・城郭研究家本岡勇一 さん(50) 兵庫県加古郡

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天空の城から始まった宝探しの旅

 

所用で出かけたある日、国道312号線を車で北へ走行中のことだった。
「山上にお城のようなものが見えたんです。時間もあるしちょっと行ってみようと足を延ばしました。」
山上に着いた瞬間、目に飛び込んできたのは一面に広がる城跡らしき石垣と、眼下の風景を360度見渡せるパノラマの世界。初めて目にする光景だった。
「幻想的な風景に感動しました。ここは何なんだろうって。」
そこは、天空の城として有名になる前の竹田城(朝来市)だった。
「興味がなかったとは言え、それまで知らなかったことに衝撃を受けました。ここにこんな城跡があるということは、他にも人知れず残っている史跡があるんじゃないか。宝探しをするようにお城を巡ってみようと思ったんです。」
まずは、自宅に近い三木城へ。羽柴秀吉が三木合戦で別所長治らを兵糧攻めにした際につくった陣城(じんじろ*)を探すことにした。文献で調べ、週末になると藪をひたすらかき分けながら約40もの陣城を一つずつ巡り続けた。こうして始まった本岡さんの城巡りは、ホームページを立ち上げたことをきっかけに少しずつ広がっていった。

*陣城:攻撃時、都合のいい場所に臨時で築いた城のこと

 

本岡さんがお城を巡るきっかけとなった天空の城 竹田城

本岡さんがお城を巡るきっかけとなった天空の城 竹田城

 

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