すごいすと取材記

お城マニア・城郭研究家本岡勇一 さん(50) 兵庫県加古郡

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市民の暮らしの一部になれる地域資源を目指して

 

「昔の姿がそのまま史跡として残っている上、球場や公園で日常の時間を過ごせる場所として、城郭そのものが地元で愛される施設になっていること。それが、私が思う明石城の素晴らしさです。さらに自然とのバランスも上手にとりながら活かされている現在の明石城は、本当に素晴らしいと思うんです。『三重櫓(やぐら)が二基残っているだけだ』と言われることもありますが、城郭は、ただ昔の形を追い求めるだけではなく、現在の有り様としてどう活用されているかが重要です。新たな令和の時代になっても、多くの人が今もお城に集まり、県内でも有数の活気にあふれた場所になっています。明石城のように、お城が地域活性化のきっかけになることを、もっとみんなに知ってもらい、活用してほしいんです。」
城郭を地域に根差した役立つ資源として活かし、次の世代に繋いでいくために、もっと広く深く関わりたいと話す本岡さん。例えば8月には、地元の電鉄会社が主催する夏休み親子サマースクールで、城巡りアプリを使った明石城の散策イベントを担当。
「小学生がアプリを使う姿を目にするのは初めてなので、どんな反応を見せてくれるのか今から楽しみです。」と話す。
「お城マニアとして楽しむだけではなく、事業として関わらせていただくことで、地元の方と一緒に城郭を保存し盛り上げるためにはどんな協力ができるのか、まるで自分のお城のように深く意識するようになり自然と行動しています。」
そんな本岡さんの地域貢献への想いを支えているのは、どんなことでもワクワクしながら楽しむ気持ちだと言う。

 

春の明石城(池の水面には桜と2つの櫓が写る)

春の明石城(池の水面には桜と2つの櫓が写る)

 

巽(たつみ)櫓と石垣(明石城築城 400 周年に先立ち行われた景観整備により、繁茂していた樹木が除伐・剪定され、巽櫓・石垣が美しく見えるように)

巽(たつみ)櫓と石垣(明石城築城 400 周年に先立ち行われた景観整備により、繁茂していた樹木が除伐・剪定され、巽櫓・石垣が美しく見えるように)

 

 

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