すごいすと取材記

長田神社前商店街振興組合村上季実子 さん(64) 兵庫県

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どんな経験も無駄にならない

短期大学を卒業後、すぐにお惣菜店を継いだわけではなかった村上さん。親戚の「つて」で就職するという話もあったのだが、まずは自分で勤め先を見つけようと友人と一緒にアパレルメーカーの就職試験を受けた。時代はDCブランド全盛期。新卒採用となり、4月からOLとして勤務することになったのだが、配属先は希望とは真逆の総務部人事課だった。
 人事課といっても、課長一人に部下の村上さん一人。従業員400名に新規採用が400人というありえない人事が行われた年度で、長時間残業は当たり前。仕事が終わらない日々に、53kgあった体重も48kgまで痩せたそう。

当時、会社は常に人手不足だったため、自分の部署である人事の仕事だけではなく、営業女子の接客業に居合わせれば手伝うなど、他部署のお手伝いもよく買って出た。5年間の会社員生活で学んだことは、のちの店舗経営や商店街振興組合の運営の際、思わぬところで役立っているという。「OLの時に学んだ知識が役立った経験が何度もありました。何事も無駄になりません。みなさんも何でも経験と思って、無理なお願いも受け入れてみては」

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