すごいすと取材記

アトリエ太陽の子中嶋洋子 さん(64) 兵庫県

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人の根っこを育てる場、それが絵画教室

芸術を愛する両親の元、絵を描くことが大好きな少女に育った中嶋さん。大学卒業後に美術講師として赴任した高校で、認めること、ほめることが子どもたちにどれだけ必要かを実感。その5年後、アトリエ太陽の子を開いた。
中嶋さんの絵画教室は、ただ絵を描くだけではない。
「心がきれいでないと、人を感動させる絵は描けません。絵には子どものやさしさ、純粋な想いが表れます。信頼、尊厳、人間愛……いわば人の根っこを育てる教室です。」
そのために、時には絵を描かず、話し合いで終わることもあるという。
「いじめられている子の隣に立つだけでいい。手を握ってあげるだけでいい。身近な友だちを助けに行こう!そんな話をすることもあるんです。」

JR住吉駅前で行われた街頭募金

子どもたちが描いたくまもんのイラストが配られた

絵画教室は、人間形成の場だという中嶋さん。そんな活動のひとつが、熊本地震支援活動のための街頭募金。教室の子どもたちが募金活動を行った。
「4年生の子どもが『人って温かいと思いました。みんなすごいと思った』と言うんです。人を助けようと思ったら心を込めること、人を助けるのは人なんだということを体感してくれました。生きた授業です。社会勉強になったと思います。人のために何ができるのか、考えられる子どもになって欲しい。」
教室を始めて35年。
「神戸の宝を育てさせてもらっているんです。想いをたっぷり持った子を育てたい。」

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