すごいすと取材記

アトリエ太陽の子中嶋洋子 さん(64) 兵庫県

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絵を描くことは、命に触れること

全国公募『こども二科展』では、団体賞第一位・二科ジュニア賞を、4回受賞

太陽の子の子どもたちの絵は、みな生命力と躍動感にあふれている。どの作品も絵が濃くて力強い。そこにあるのは、命の輝きだ。
「例えば、ザリガニやメダカを描く時。衣裳ケースに水を張り、土や石も入れ生き物と触れ合うことから始めます。写真や図鑑だけに頼らず、生き物の命に触れてから絵を描くんです。もしミツバチを描くなら、今なぜ絶滅しそうなのかといった勉強からスタートします。『ミツバチは、一生の間にティースプーンひとさじしか蜜を集められないのに、みんなはどれだけ食べてるかな?』って。」
絵を描くことを通して、命に触れる体験を積むアトリエ太陽の子の子どもたち。ここで学ぶ子どもたちの中には、人を助ける仕事を志すケースも多いという。小児科医をはじめ、看護士、消防士、警察官、教師……。その背景には、中嶋さんが子どもたちに伝え続ける、もう一つの命の授業があった。

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