すごいすと取材記

いえしまコンシェルジュ中西和也 さん(28) 兵庫県

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島の人達と一緒に「仕事」をつくる

「家島が好きだから、ずっと住み続けたい。」そのためには自分が食べていくために、島で働く必要がある。家島にとっても観光が持続的な産業のひとつとなるようにしていかなれけばならない。家島の魅力をいっぱいに引き出して、島の人たちと『仕事』をつくりだしていきたいと中西さんは考える。

「ガイドが付くのは初めの一回で十分。次に来てもらうときのことを考えないと」

今、中西さんは体験プログラムの開発に心をくだいている。

家島の魅力は一風変わったまちなみと新鮮な魚、そして何より「人」にあると中西さんは考える。これまでに作ったプログラムも、観光客と島の人が直接交流するものが大半だ。

おしゃべりしながらその日とれた魚を一緒に調理する「居酒屋まあみぃのたかちゃんと料理体験&簡単島ごはん」。新鮮な魚料理もさることながら、おっとりしたたかちゃんとの会話が目当てのリピーターがいるという。

居酒屋まあみぃのたかちゃんと料理体験&簡単島ごはん

またある時、家島リピーターのカップルが結婚を決め、島を訪れた。彼女を驚かせたいと、男性からサプライズ演出の相談を受けた中西さん。ぜひ島の人たちからのお祝いという形を表したいと、島の至るところで住民から彼らに祝福の花が1輪ずつ渡されるよう準備した。ふたりが家島を巡っているうちに、どんどん花が集まっていき、最後の1輪が男性から渡されることで、花束が完成するという仕掛け。大好きな家島の人たちからのお祝いに女性は驚き「こんなにみんなから祝ってもらえるなんて!」と涙したという。島の人たちの協力で、心尽くしのプレゼントを送ることができたと中西さんは振り返った。

今年3月には、家島小学校にて島のお祭り「いえしまーけっと」が開催された。これは島の高校生や女性たちとのつながりを生かし、彼らの魅力でいっぱいの島のお祭りを行いたいと中西さんが発案したもの。島グルメのお祭りと銘打ったこのイベント、NPOいえしま、家島高校や婦人会など家島の住民が中心となり「小さな島のゴロゴロえびカレー」や「島のおばちゃんたちがつくる朝どれ魚の家庭料理」など、島グルメの名にふさわしい料理が販売された。そのほか家島高校魚部(ぎょぶ)による初心者向け魚釣り教室なども開かれ、人口約3,700人の家島に島内外から約500人を集客、大成功を収めた。

次は、「いえしまダンサーズ」の結成を目論んでいるという中西さん。詳細はサプライズだから秘密だと笑う。

島の人たちと協力して、家島全体をアミューズメントパークに!というのが中西さんの野望だ。

カヌー教室、海の上でピースサイン

「ぼくのやることを応援してくれる人は家島が好きで、お客さんが来ることを嬉しく思う人たち。だから心からのおもてなしができる。お客さんはその人たちに会いたくなってまた訪れる。素敵な循環、それを5年10年と続けて行きたい。

中西さんの好きな言葉は「笑顔」。

中西さんの笑顔が家島ファンを増やす。

中西和也さんの好きな言葉、笑顔

【お詫びと訂正】初出時、「家島の石は伊丹空港、関空、中部国際空港といった
空港などの基礎に使用」としておりましたが、「神戸空港、関空、中部国際空
港」の誤りです。お詫びして訂正いたします。

 

(公開日:H25.7.25)

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