すごいすと取材記

西宮流(にしのみやスタイル)岡本順子 さん(69) 兵庫県西宮市

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こだわり続けた地元密着への想いを形に

 

平成23年の映画「阪急電車」。制作にあたり、西宮市でのロケ地選定のため、協力を依頼された当時の西宮市産業振興課から声がかかった。
「市内の様子を熟知している西宮流は適任だから、手伝ってくれと頼まれたんです。西宮の風景を少しでも映画に採り入れてほしい一心で、『台本にあったあのシーンには、この坂がぴったりだと思うんです』とか『ここを曲がると阪急電車が見えるんですよ』って、制作スタッフの方を案内して回りました。」
完成した映画のエンドクレジットに西宮流の名前が入っていることが、何よりうれしかったと話す岡本さん。今では映画やアニメーション、テレビドラマなど、西宮を舞台にしたロケ地の選定や発信も行っている。
また、平成26年には商品開発にも取り組んだ。
「西宮は観光地ではないため、いわゆる“the西宮”(これぞ西宮)という商品がありません。なければ作ろう!!と最初に取り組んだのが『西宮風景箱』というクラフト製品。以前に取材をした段ボールクラフトのアンテナショップオーナーとのコラボレーションによって生まれました。」
その後もオリジナル紅茶の開発や、昨年は法人向けのウェブカタログ制作にも着手。法人向けという選択は、市内の企業を取材して回る中で「西宮のものにこだわりたいが、なにかいい商品はありませんか?」という声を耳にしたことがきっかけだった。完成後は、百貨店などから掲載店の紹介を依頼されたり、地元企業が手みやげや記念品としてカタログの商品を活用するなど、多くの人に喜ばれているという。
こうした西宮流の新たな活動は、西宮の地域づくりへも繋がっていった。

 

平成23年に公開された映画「阪急電車」の撮影風景。西宮流は西宮市でのロケ地選定に協力。

平成23年に公開された映画「阪急電車」の撮影風景。西宮流は西宮市でのロケ地選定に協力。

 

商品開発として最初に取り組んだ西宮の風景をクラフト製品にした「西宮風景箱」。

商品開発として最初に取り組んだ西宮の風景をクラフト製品にした「西宮風景箱」。

 

 

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