すごいすと取材記

西宮流(にしのみやスタイル)岡本順子 さん(69) 兵庫県西宮市

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「聖地」が伝えた、私のまちの愛おしさ

 

平成15年に出版された「涼宮ハルヒシリーズ」。西宮市出身の作者、谷川流さんによる全世界(15ヶ国語)で2,000万部を超えるベストセラー小説だ。アニメーション化された作品では、市内に実在する高校や喫茶店など数々のスポットが登場した。そうした物語の舞台となった場所は「聖地」と呼ばれ、ファンが実際に足を運ぶ「聖地巡礼」が人気となっており、涼宮ハルヒはその先駆けだ。
これを観光に活かしたいと、角川書店と一年近く交渉を重ねイベント開催の許可を取得。西宮市との共催により1万人を動員した。さらに今年、「訪れてみたい 日本のアニメ聖地88」に西宮市が選ばれたことを記念し、再びスタンプラリーを開催。国内だけでなく海外からも熱心なファンが訪れ、地元の人たちとの間に自然と交流が生まれていった。
「遠くからの来訪者が西宮のいいところを一生懸命話す姿に触れた地元の人たちに、変化が見え始めたんです。」
「え!? 北海道から?? そんなに遠くから来てくれるほど、西宮っていいまちなんやね。」と気付いた人や、涼宮ハルヒは知らないけれど、聖地の一つである地元の喫茶店を初めて訪れ、「おいしかった!」と積極的にイベントに参加した人もいたという。
「『西宮が好きだ』という共通の想いだけで、年代も違う涼宮ハルヒのファンと地元の人たちの心が通じ合う場面に立ち会いました。私たちが大切にしてきた『人が感じられるサイト』は、『西宮が大好き』という気持ちを一番届けられることを確信できたんです。」
さらに、岡本さんを感激させたもう一つのうれしい出来事があった。

 

今年開催された「SOS団in西宮に集合よ! オーバー♪」ギャラリーフレンテでの特別展の様子

今年開催された「SOS団in西宮に集合よ! オーバー♪」ギャラリーフレンテでの特別展の様子

 

「SOS団in西宮に集合よ! オーバー♪」スタンプラリーのゴールの「クリエートにしのみや」には連日多くの人が訪れた。

「SOS団in西宮に集合よ! オーバー♪」スタンプラリーのゴールの「クリエートにしのみや」には連日多くの人が訪れた。

 

 

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