すごいすと取材記

御崎ガラス舎オーナーオカモトヨシコ さん(31) 兵庫県

ギャラリーを見る

人が寄り合う場所

学生時代から苗字で呼ばれていたオカモトさんは、御崎では「よっぴい」というニックネームがつけられ、母親ほど年の離れた橋羽さんを「があこさん」と呼び、赤穂緞通のデザインなどアドバイスをし合う間柄となった。また、「自分がほしいもの」という考えで大きめのグラスを作ったところ、地域で親しくなった女性の手が小さく、人それぞれしっくりくるポイントも異なることを教えられた。同じ規格という商品概念を捨て、指をかけるくぼみの位置や大きさを一個ずつ変えた作品は、近所の旅館でも使われるようになった

赤穂御崎で旅館を営む今井荘3代目夫妻

赤穂御崎で旅館を営む今井荘3代目夫妻。
それぞれの手に合わせて選ぶグラスをウエルカムドリンクに使っている。

赤穂緞通の古緞通をタペストリーにアレンジ

赤穂緞通の古緞通をタペストリーにアレンジ。なんてんの実が色あせていたため、橋羽さん(右)や、栗の木の板を提供した木の器作家・村下さん(左)らとわいわい話しているうちにガラス玉をあしらうことに。購入した女性(中央)がオカモトさんのもとで半年かけてガラス玉を作って楽しんでいる。

土日祝日に営業するガラス舎には、市外の講座参加者や展示会などで関心を持った人たちが訪ねてくる。ストラップ作りを体験したたつの市の野村比佐世さん(33)は、完成品を受け取りがてら、二人の息子にガラスボトル作りを体験させた。市内在住の女性は2度目の訪問で姪を伴い、アクセサリー作りに熱中した。

姫路から車で約1時間かけてくる砂川さんは、オカモトさんの作品を好きになったのを機に、妻と二人の娘と一緒にガラス細工の体験をするようになった。

「3度目です。オカモトさんは子どもだからって妥協しない、さりげないアドバイスをしてくれます。子どもは正直なので、いやなら何回も来ないですよね」と話した。

アクセサリー作り

サンドブラストを体験したかった砂川さんだが、アクセサリー作りという妻子の希望を優先。「子どもたちが楽しそうに作っているのを見ているだけでも楽しい」。テーブルと赤い椅子は以前の食堂で使っていたもの。

たたみ岩に通じる海

たたみ岩に通じる海岸で、貝殻やきれいな色の石、シーグラス(波にもまれて角のとれたガラス片)を探す野村柊斗くん(右)奏斗くん兄弟。御崎ガラス舎で絵を描いた小さなびんに詰めてもらい記念ボトルのできあがり。

1 2 3 4 5 6 7