すごいすと取材記

播但沿線活性化協議会 代表小野康裕 さん(55) 兵庫県

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眼力と願力

播但沿線活性化協議会は今、サイクルトレインを提案している。

サイクルトレインとは、自転車をそのまま鉄道車両内に持ち込むことができるサービス。

今のルールでは、列車には、自転車をそのまま持ち込むことはできない。そこを変えてみたいのだと小野さんは語る。

 

「播但沿線には、銀の馬車道もあります。降りる駅やどこへ向かうかによって難易度が変化するようなサイクリングコースも提案できるでしょう。もし自転車を気軽に載せることができれば播但線を降りた後の行動範囲を、がらっと変えられると思いませんか?」

 

おもしろくなかったら田舎なんて埋没するしかなくなってしまう、おもしろみを持たせるような仕掛けをしたいのだと語る。

「もちろんJRさんの協力も必要になりますし、なかなか難しいとは思います。ただイベントとしては前例もあるし、まったく無理なことでもない。環境配慮や健康の観点から見た時に、移動手段として徒歩や自転車の比重があがるのは明白。今取り組めば先駆けになれると思いますよ」

甘地駅ホーム

座右の銘は、「眼力」と「願力」。見極める目と、願い思い続ける力。その2つは持ち続けようと、心に決めているのだという。必要だと考えれば、組織でもやり方でも躊躇なく既存の形を変えていく。それだけに理解されないこともあると小野さんは言う。それでも思い描いた先のことをあきらめることはなかった。

 

優しい目で見据えるその先に、まだ小野さんが追い求めるものがある。

ふたつの眼力と願力

 

(公開日:H25.11.25)

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