すごいすと取材記

城崎温泉が教えてくれた、原風景こそ観光地。
チャンスは地方にある!

株式会社たびぞう 大林大悟 さん(41) 兵庫県豊岡市

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起業から3カ月、コロナ禍で迫られた事業転換

 

「但馬の未来の架け橋をつくっているんです。」
令和2年4月、北近畿豊岡自動車道の建設現場。新型コロナウイルスの影響により、収入が途絶えた大林さんを見兼ねたお客様の計らいで、慣れない土木作業に汗を流した3カ月間。「どうしている?」と心配する周囲からの声に、大林さんはそう答えていました。
既存客の社員旅行を中心に順調な滑り出しを見せた事業は、緊急事態宣言による営業自粛要請で4月の売上はゼロに。見込みが立っていた一年間の売上も、あきらめざるを得ませんでした。「もう、たびぞうは終わった。」と一度は思った大林さんでしたが、道路建設に携わったことで「この道を通って但馬へ来られる方々に、何か提供できないだろうか。」と気づくことができたと言います。
「10年前から、旅行会社のあるべき姿を模索していた」と言う大林さんが取り組んだ新たな事業計画は、それまでのようにお客様を観光地へ連れてゆくツアーではなく、但馬を訪れた人を唯一無二の旅で楽しませる「着地型観光」。ピンチをチャンスに変えるための、大きなきっかけをつかむ事業転換でした。 「地元の人たちと手を組んで、地域に密着した旅行プランを提供しよう。」
新たな商品開発に取り組み始めた頃、友人のアドバイスを受け、のぞいたホームページで目にしたのは電動バイク。3日後には名古屋市内のバイクメーカーを訪ね、「観光地にぴったりだ!」と直感した大林さん。そして生まれた新ツアーが「城崎ぷちたび」でした。

 

 

工事に入った自動車道のトンネル

工事に入った自動車道のトンネル

 

 

名古屋のバイクメーカーへ足を運んだ大林さん

名古屋のバイクメーカーへ足を運んだ大林さん

 

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