すごいすと取材記

城崎温泉が教えてくれた、原風景こそ観光地。
チャンスは地方にある!

株式会社たびぞう 大林大悟 さん(41) 兵庫県豊岡市

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地元の魅力は、お客様が教えてくれる。

 

「田んぼを見て癒されました!」「峠で森の匂いがしました!」

コースを巡った観光客の感想を初めて聞いた時、本当に驚いたと話す大林さん。
「例えば『ぽちょぽちょポイント』も、『あんな何もない川を訪れる人がいるの?』と、地元の人は半信半疑ですし、辺り一面田んぼの風景の中を走る道なんて、城崎でなくてもどこにでもあると思いがちです。
それくらい地元には、自分たちでは気付かない様々な資源があるんです。『城崎温泉の若旦那の皆さんが、幼い頃ここで遊んでいたんですよ』と伝えるだけでその場所にストーリーが生まれ、観光スポットになるんです。お客様の声を聴くことで、田舎の原風景はもっと魅力のあるものに変えられる、チャンスは地方にあると気が付きました。魅せ方、楽しみ方を地域独自で開発し、発信することこそ、地域に求められている使命だと思うんです。」と大林さんは言います。

そんな想いから、自分自身の気づきや「城崎ぷちたび」への事業転換の体験を、地域に役立ててもらうため、地元商工会の推薦を受け、経営課題解決のためのアドバイザーとして各地を巡回。北海道や愛知県、徳島県、山口県などにも出向き、地域資源の見直しとその地ならではの魅力を商品化するアドバイスを行っています。
「天橋立で、お客様を待つ600台ものレンタサイクルを目にした時、城崎ぷちたびの事業が役立つのではないかと感じたんです。私自身、城崎ぷちたびを始めた当初は本当に苦労しました。お客様が来てくれなかったり、バイクの販売店と間違えられたり、涙をぬぐいながら帰った日もありました。あんな想いを、誰にもしてほしくないと思ったんです。」
そんな大林さんを支えているのは、20年前のバイク事故がきっかけとなって生まれた、「当たり前に感謝」という人生のモットーでした。

 

 

但馬技術大学校で行っている講義の様子

但馬技術大学校で行っている講義の様子

 

添乗員時代の大林さん

添乗員時代の大林さん

 

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