すごいすと取材記

加古川グリーンシティ防災会大西賞典 さん(57) 兵庫県加古川市

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挨拶こそが組織づくりの基本

 

その一つが、夏休みや冬休み、春休みを利用して小学生たちと一緒に行う「防災夜回り」。敷地内のパトロールの他、ゲームや映画鑑賞会、サッカーワールドカップ観戦会などを開催。子どもたちとのコミュニケーションを図るとともに、保護者たちに防災会活動への理解を深めてもらうための恒例の活動だ。当初10人だった参加者も、今では約50人になった。
中でも最も重要な役割を果たしたのは、挨拶だったと大西さんは話す。
「エレベーターにポスターを貼り、『あいさつ運動』を始めました。」
ここでも大きな後押しになったのは、子どもたちだった。
「運動を始めた当初、エレベーターなどで挨拶を返さない人がいると、『挨拶せな、あかんのに~!』って同乗していた子どもたちが一斉に叫ぶんです。叫ばれた人は慌てて頭を下げていました。挨拶をしない大人への注意喚起を繰り返した子どもたちは、すごかったです。」
そんな様々な取り組みが実を結び、住民同士が声をかけ合うコミュニティが徐々に形作られていった。
「水、ガス、電気ももちろん大切ですが、防災ではそれ以上に人が重要なライフラインです。コミュニティをしっかりつくり上げれば、災害発生時にも自分たちで行動を起こせますから。」
こうして住民たちの間に育ち始めたコミュニケーションをもとに、大西さんは多彩な行事やイベントを活用することで、コミュニティの活性化を図っていった。

 

夏休みや冬休み、春休みを利用して小学生たちと一緒に行う「防災夜回り」

夏休みや冬休み、春休みを利用して小学生たちと一緒に行う「防災夜回り」

 

夏祭りに集まる大勢の人。多彩な行事やイベントを活用し、コミュニティの活性化を図っている。

夏祭りに集まる大勢の人。多彩な行事やイベントを活用し、コミュニティの活性化を図っている。

 

 

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