すごいすと取材記

加古川グリーンシティ防災会大西賞典 さん(57) 兵庫県加古川市

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楽しく防災活動をやろう!

 

「当初は、『楽しい』防災なのか『楽しく』防災なのか議論になりました。前者は『楽しい』といった時点で結論が出ているため、結果ありきのものになってしまいます。一方、後者の『楽しく』は、結論が出るまでいろいろなことを行う過程が楽しめるということです。すべてにおいて楽しさを継続するために、『楽しく防災活動』というモットーが生まれました。」
そんなプラスの言葉を使うことを、大西さんたちが心がけるようになった背景には、もう一つ理由があった。
「防災会を立ち上げたばかりの頃は、まだ阪神・淡路大震災の傷も癒えていない時期でした。講演会で話をすると『何が楽しくや』と厳しいお叱りを受けたこともあったんです。でも私たちは絶対に楽しく防災活動を続けたかったんです。『楽しく』という言葉を、モットーから外すわけにはいきませんでした。」
数年後、「活動を教えてほしい」と言ってきたのは、その講演会で苦言を発した人だった。
「その方とは、今もずっと連絡を取り合っています。プラスの言葉を発信すれば、人が集まってくるだけではなく、心が離れないんだと確信した出来事でした。」
「楽しく」の言葉に込められた大西さんたちの想いは、信頼という地域力になって広がり続けている。誰もが大切な人を守り合う防災であるために。

大西賞典さん(公開日:R1.08.25)

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