すごいすと取材記

スペイン語圏出身者支援団体「ひょうごラテンコミュニティ」大城ロクサナ さん() 兵庫県神戸市長田区

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ガイドブックで防災意識を育てたい!

「阪神・淡路大震災は、精神的に本当に辛い経験でした。ほんの少しでも前もって情報があったら違っていたと思います。現在のコミュニティの人たちは被災体験がない方も多く、防災訓練をしても集まりません。そこで、消防署の協力を仰ぎ、文化交流イベントの中で防災も学べるように工夫してみたら、400人近い方たちが喜んで参加してくださいました。」
こうした防災に関わる活動が、ひょうごラテンコミュニティから全国へ向けて広がり始めている。平成30年1月、JR西日本あんしん社会財団(大阪市)の助成を受け、スペイン語の防災ハンドブック「スペイン語版防災ガイド」を1万冊作成。情報誌の配布に合わせ、27都道府県への郵送をはじめ、愛知県や京都府、大阪市のスペイン語圏コミュニティでも説明会を開き、それぞれの会場で無料配布。さらにペルー総領事館の招へいで、浜松市や名古屋市での講演にもつながった。
「日本在住のラテン系コミュニティの人たちには、災害が自分の身にも降りかかることへの意識が全くありませんでした。でもこのガイドブックを発行してから、防災への意識と私たちのコミュニティに寄せられる関心の高さが変わってきたのを感じます。自分の国の政府に招かれ、私たちのコミュニティの状況を伝える機会をいただいたのは初めてです。」
こうしたロクサナさんの想いは、さらに日本人たちの意識をも変え始めている。

スペイン語の防災ハンドブック「スペイン語版防災ガイド」(JR西日本あんしん社会財団(大阪市)助成金)

消防局の皆さんと防災について楽しく学ぶ

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