すごいすと取材記

スペイン語圏出身者支援団体「ひょうごラテンコミュニティ」大城ロクサナ さん() 兵庫県神戸市長田区

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支え合える社会こそ多文化共生の原点

「大学生をはじめ、若い人たちが興味を持ってくれるようになった」と喜ぶロクサナさん。
「最近では、大学で講演する機会も増えました。中には『ひょうごラテンコミュニティの活動に感動した。もっと知りたい、もっと学びたい』といって、イベントの応援に来てくれる学生もいます。『外国人の子どもたちが何に困っているのかを知って、支援してあげてね。そうすれば、その子たちも社会の力になれるから』と話をすると、とても興味を示してくれるのがうれしいです。社会、国、世界の行く先を考える時、やっぱり子どもの将来を大切にしなくては。そのためにも、まずは日本で暮らす、外国の子どもたちがきちんと日本の教育を受けることが必要だ。」と、ロクサナさんは語る。
「せっかく日本で育った子どもたちなので、日本の社会にプラスになるよう育ってほしい。教育を受けることで、ふたつの言語、ふたつの文化を持ち日本と自分の国の架け橋になれます。私はひょうごラテンコミュニティに関わったおかげで、子どもが教育を受けるための基盤を持てました。でも日本語ができないお母さんたちの中には、日本の教育システムを理解できず、我が子の学力が高校進学を目指すには不十分なことに気づかない人もいます。だからこそラテンコミュニティを中心に、みんなが協力し合えたらいい。私がこうして活動できるのも、日本の人たちの支えがあるから。そういう社会をつくるために、私たちは日本に住んでいます。それこそが多文化共生だと思うんです。」
悩みを抱えた相談者から、支える側になったロクサナさん。この活動でいちばん変わったのは、立場ではなく自分自身の内面だと話す。

最近では講演活動も増えているロクサナさん

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