すごいすと取材記

井吹台自治会連合会長坂本津留代 さん(64) 兵庫県

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自分たちの安全は 自分たちで守る

「自分たちのまちは、自分たちで守る」という信念のもと、坂本さんは次々に発生するまちの課題解決に取り組んでいく。

平成13年、テレフォンクラブの出店計画が明らかになる。学校等の公共施設から500m以内の出店を禁止した県の条例改正により、2年以内に廃止か移転を迫られていた業者が目をつけたのは、公共施設の少ない西区だった。

坂本さんは「子どもたちを守る」という強い決意のもと、反対運動の先頭に立った。「闘う相手は、暴力団につながるような人たちだったから、怖くて仕方なかった」と、当時を振り返る。勇気を振り絞って署名活動やビラ配りをしていた坂本さんを見て動いたのは、子どもをもつ母親たちだった。住民運動と無縁だった母親たちだが、子どもを守ろうという結束力は固く、署名運動に精力的に取り組んだ。10日間で31000人の署名を集めたことが行政を動かし、禁止枠は1500mに改正された。県警の摘発や市の監視強化の動きも相まって、テレクラ進出を阻止することができた。

また、坂本さんは、まちで多発していた空き巣被害を減らすため、地域住民に門灯の点灯を呼びかけた。当初は理解を得られないことも多かったが、地道に働きかけた結果、点灯率が上がった。こうした積み重ねが市から認められ、街灯の増設も実現。現在も継続しているこの取り組みは、住民の安全・安心に繋がっている。

西神南ニュータウンのまちなみ

西神南ニュータウンのまちなみ

地域活動の拠点となっている井吹台東地域福祉センター

地域活動の拠点となっている井吹台東地域福祉センター

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