すごいすと取材記

たつの市で、オーダーメイドの整形医療靴を作る。
想いに応えるおしゃれな一足で、
心豊かな生き方をかなえる菅野ミキさんの“一歩”

靴工房「&MIKI(アンドミキ)」代表・義肢装具士 菅野ミキ さん(33) 兵庫県たつの市

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履きたい想いをあきらめないで! 医療靴だっておしゃれを楽しむための靴

 

菅野さんの靴づくりは、「どんな靴が好きですか?」と、お客様に尋ねることから始まります。しかし大半の人は、履きたい靴ではなく、履ける靴の中でしか選ぶことができなかったため、「自分の好きな靴がわからない」と言います。また、足の左右のサイズや形、状態が全く異なることから、丁寧なカウンセリングが必要です。履き心地、着脱の簡便さ、デザイン性の高さなど、靴に求めることも違うため、菅野さんは一人ひとりのお客様に寄り添い、しっかりと話を聞くことを大切にしています。それは、新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛期間に、一層新たにした想いでもありました。
「外出自粛期間中は県外から来店できないお客様が多かったので、他社メーカーの依頼を受け入れ、送られてきたデータをもとに製作しようと考えたんです。私自身お客様との対応時間がなくなる分、製作に集中できると思いましたし、普段お店までお越しいただくのが難しい方にも、靴を届けられるのではないかと考えていました。でも、履くご本人から直接話を聴かなくては、結局求められている靴がどんなものか分からなかったんです。」 やはりこの店に足を運んでいただき、一人ひとりのお客様と向き合いながら靴を作りたいと、改めて考える一年だったと菅野さんは言います。

そんな菅野さんが、もうひとつ大切にしているのは、障がいの有無にかかわらず、すべての人に同じ技術とサービスを提供することです。
「会社員時代に出会ったあるお客様は、服も化粧品もバッグも老舗百貨店で購入される、おしゃれな方でした。でも『自分の著しく変形した足に合う靴は、大好きな百貨店にはない。』と寂しそうに話されていたんです。」
「履ける靴はほぼないと分かっていても、華やかな百貨店の靴売り場に自分好みの靴が並んでいると、手に取ってしまう。」と話していたお客様の言葉から、菅野さんは見せ方や扱い方を大切にしたいと、自分の店づくりではおしゃれな内装にこだわりました。
「店に靴が並ぶ様子をご覧になったお客様たちが、『こんなおしゃれなお店に置いてもらっているのね』と喜んでくださるので、すごくうれしいんです。整形医療靴でも、履きたいデザインの靴をあきらめてほしくない。何より、障がいを抱える方は、靴以外にも様々な悩みを抱えていらっしゃいます。だから靴だけは、その悩みが一つでも減らせるように安心して任せていただければ。」
そんな菅野さんの想いが、届いた出会いがありました。

 

一人ひとりのお客様に寄り添い、しっかりと話を聞くことを大切にしている

一人ひとりのお客様に寄り添い、しっかりと話を聞くことを大切にしている

 

丁寧なカウンセリングを行い、靴を製作していく

丁寧なカウンセリングを行い、靴を製作していく

 

フィッティングの様子

フィッティングの様子

 

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