すごいすと取材記

合唱指導者鈴木史朗 さん(85) 兵庫県

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音楽を生涯の友として

 施設でのボランティアを持ちかけられた当初、多くの指導先を掛け持ちしていた。鈴木さんは断ることも考えたが、見学に行ったときに「人が音楽で変化する」様子を見て、「これや」と改めて気づいたという。

 「童謡には知恵はいっぱい詰まっている。懐かしさが高齢者の脳を刺激する」と、「童謡・唱歌を歌い継ごう会」も新たにつくり、世代を問わず広めている。以前は各所へ原付バイクで通っていたが、杖を持ち、送迎の車にお世話になる鈴木さん。だが指導に入ると30分立ち通しで指揮をする。行く先で共に楽しむことで鈴木さんも元気になるという。

 教え子から送られてくるCDや活躍を知り「これが一番うれしい」という。しばらくやめていた作曲活動も「一つ頼まれているのがあって」と、再び楽譜に向かう鈴木さん。音楽とともに、これからも人々に元気を届けていく。

65年の音楽生活を支えた妻 良子さん

65年の音楽生活を支えた妻 良子さん。教師時代の鈴木さんは土日も留守のため
3人の子どもは反発していたというが、全員教員になった。

音楽を生涯の友として

(公開日:H27.9.25)

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